2020.04.22
株式会社ラビアンローゼ 他1社(浜松市)
貸衣装・ブライダル事業
民事再生法申請
新型コロナウイルス関連
株式会社ラビアンローゼ(浜松市中区佐鳴台)と関係会社の株式会社ウインクル(浜松市中区佐鳴台)は、4月21日に静岡地裁浜松支部へ民事再生法の適用を申請した。
株式会社ラビアンローゼは昭和56年に法人改組したブライダル関連全般を主な事業とする貸衣装業者で、結婚式場紹介やチャペル経営を目的とした株式会社ウインクルを設立するなど、近年は総合ブライダルプロデュース事業にシフトしていた。また、過年度には老舗貸衣装業の株式会社大丸衣裳店総本店を買収し、株式会社エルアールホールディングスを頂点とする「LRグループ」を形成していた。
しかし、ここ数年は小規模施設などを利用して簡易的な式を行うケースが増加するほか、少子化や人口減少、結婚数の減少などから結婚式場の利用は伸び悩み年売上高が減少、収益は赤字を計上していた。
店舗開設費用などの積極的な先行投資により借入水準は年商規模を超える借入金を抱え厳しい経営を強いられていたなか、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるイベントの自粛などにより、貸衣装や婚礼関連の行事のキャンセルが頻発したことで、今後の見通しが立たないことから自力再建を断念し今回の措置となった模様。
株式会社ウインクルは昭和62年に株式会社ラビアンローゼの結婚式場部門を分社化する形で設立され結婚式場運営を手がけていた。またその他に、結婚式及び二次会等のプロデュース、式場の紹介、引き出物等の販売、ハネムーンを主体とした旅行代理業なども手がけていたが、株式会社ラビアンローゼに連鎖する形で当事態となlった
負債総額は株式会社ラビアンローゼが約24億円、株式会社ウインクルが約9億円、2社合計約33億円とみられる。
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