2020.01.22
株式会社イズミプロセス 他(静岡市)
シルクスクリーン印刷
特別清算申請
負債総額 約56億8000万円(4社合計)
株式会社イズミプロセス(静岡市清水区伊佐布)と、関係会社の高陽アルミ工業株式会社(埼玉県さいたま市岩槻区掛)株式会社山陽社(埼玉県さいたま市岩槻区掛)株式会社東西製作所(兵庫県丹波市市島町中竹田) は、2019年12月17日に東京地裁へ特別清算を申請した。
株式会社イズミプロセスは昭和54年に設立した印刷業者。自動車および二輪車向けのシール印刷物を主体に、各種販促物や看板サインなどのシルクスクリーン印刷物や、カタログやチラシのオフセット印刷も手がけていた。2015年3月には現代表の福田豊氏が代表に就任。就任後は企業買収を繰り返し10社を超える企業グループを形成していた。
しかし、関係会杜の工場で2018年6月に爆発を伴う大規模な火災が発生。製品が供給できなくなったことなどからグループ全体の信用が大幅に低下。その後、支払い遅延や納期遅延が複数発生し、不動産やグループ各社に対して仮差押えがなされ、さらに信用力が低下。
2018年9月には高陽アルミ工業株式会社、株式会社山陽社が事業所を閉鎖。その後も支払い遅延が生じ動向が注視されていた。こうしたなか、関係会社が2018年12月に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請。株式会社イズミプロセスは2019年9月に不動産を別会社へ売却し、グループ全体として債務整理を進めていたなか資産処分のメドが立ち、同年12月開催の株主総会の決議により解散し、当事態に至った模様。
高陽アルミ工業株式会社は昭和40年に設立。アルミ箔、複合材を主とするフィルムおよび紙の成形加工を手がけていた。
株式会社山陽社は昭和27年に設立。アルミ箔製品および、その他紙器関連の製造を手がけていた。
株式会社東西製作所は昭和46年に設立。アルミ箔製品の製造を手がけていた。
負債総額は株式会社イズミプロセスが約39億円、高陽アルミ工業株式会社が約11億3000万円、株式会社山陽社が約3億5000万円、株式会社東西製作所が約3億円、4社合計で約56億8000万円。
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