食品着色原料製造
破産手続開始
負債総額 約4億3200万円

株式会社ゼロワン（沼津市平町）は、1月12日静岡地裁沼津支部において破産手続開始決定を受けた。
当社は平成20年2月に設立された食品着色原料製造業者。茶葉や茶殻を原料とし、独自の製法で開発した「天然緑色素材01」を製茶業者や農協関係から製造委託を受け販売。菓子、パン、蒲鉾などの加工食品、ワイン、リキュール類などの消色に使用されていた。
しかし、初代代表が兼務していた齊藤紙業株式会社（富士市）が業績不振から破産手続開始決定を受け、当社は同社に対し3億円の債務保証をしていたことが発覚。その後、同債務のほかに利息や遅延損害金も含めた返済を求められ、また当社の経営母体についても齊藤紙業株式会社からユーピテル株式会社（東京都港区）に代わったものの、同社も平成29年2月に東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。このような中、齊籐紙業株式会社の債務負担が重く、今後のメドも立たないと判断し今回の措置となった模様。
負債総額は約4億3200万円とみられる。

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