骨材製造販売
自己破産準備
負債総額 約7億円

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株式会社スルガ（富士市木島）は3月1日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は昭和37年3月に設立され、当初は富士川流域で砂利採取業者として事業を展開してきたが、静岡県内の富士川での河川砂利採取が禁止となって以降は山砂利開発許可の取得、生コン製造販売事業の開始と業態を変更していた。近年は山梨県及び静岡県の砂利採取業者から砂利や砕石を調達、自社プラントで洗浄や識別し、静岡県東部地区を拠点とする生コン製造業者や土木工事業者向けに骨材の製造販売を行っていたほか、生コンの卸売なども手掛けていた。
しかし、砂利などの仕入価格が上昇する一方で、それを販売価格に反映することができず業績が徐々に悪化。そのため事業多角化の一環として、ゴルフウェア専門店を富士市にオープンさせたものの平成25年には同店舗を閉鎖。またその間、公共工事の減少などで厳しい事業内容にあった生コン製造販売事業を平成23年6月に撤退、生コン製造プラント設備も売却するなど、事業の再建に取り組んでいた。
しかしその後も業績が改善せず再建が思惑通りに進まない中、今年2月に代表が死去したため、今後の先行きの見通しが立たなくなり今回の事態となった模様。
負債総額は約7億円とみられる。

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