農業用機械製造
民事再生法申請
負債総額 約5億円

白柳式撰果機株式会社（浜松市北区初生町）は、7月23日に静岡地裁浜松支部へ民事再生法の適用を申請し、同日保全及び監督命令を受けた。
当社は昭和32年3月に法人改組された柑橘類・野菜の選果選別機製造業者。全国の農業協同組合や全国農業協同組合連合会などを得意先として入札に参加し、選果選別機の設計、製造で「白柳式」として業界内でも高い知名度を誇り、平成26年2月期には年売上高約18億円を計上していた。
しかし、受注した大型物件の製造・販売が予定通り進まず、外注依存による多額の追加費用が発生、また技術者の流出と人手不足や、得意先に対する売掛金が回収不能となるなど経営状況が悪化。今期に入って3億から4億円の受注案件が見込まれるが、受注案件が途絶えたところで資金ショートの恐れがあると判断し、今回の措置に至った模様。
負債総額は申請時点で約5億円とみられる。

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