ファンシーグッズ卸
破産手続開始
負債総額 約1億4000万円

メイト株式会社（静岡市葵区牧ケ谷）は、5月30日に静岡地裁において破産手続開始決定を受けた。
当社は昭和54年10月に設立され、スーパ一マーケットや量販店向けに文房具類の卸売りを手がけていたが、ファンシーグッズ等卸業を目的として株式会社鶴和（福島県郡山市）を設立、数年後にはファンシーグッズ等小売業を目的として株式会社パステル（福島県郡山市）を設立して以降は、当社はグループの仕入部門としてファンシーグッズや文具類の卸売りを主体としていた。また神奈川県と静岡県でファンシーグッズなど直営の小売店も積極的に出店していた。
しかし、積極的な店舗展開による出店資金や不動産購入資金などで借入依存度が高まるなかで、売上低下による店舗閉鎖などで業績は低迷し財務面も悪化していた。そのような状況下、今年に関係会社の株式会社パステルと株式会社鶴和が民事再生法の適用を申請し、当社の動向が注目されていたが、仕入れ環境が悪化したことでファンシーグッズや文具類の卸売りから撤退、小売店も閉鎖を余儀なくされ、今回の措置となった模様。
負債総額は約1億4000万円とみられる。

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