金物販売
自己破産準備
負債総額 約1億1600万円

株式会社内藤金物（沼津市市場町）は、11月24日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任し、自已破産申請の準備に入ったことが判明した。
当社は昭和54年10月に設立された金物販売業者で、地元で長年金物店を営み、建築業者や設備工事業者、大工など建設関連業者を得意先に、建築金物や装飾金物、大工道具、電動工具などを主体として、清掃用品から雑貨まで扱い商品は多岐にわたっていた。また、付帯事業である内装工事は、建設業者からの下請受注で事業所や工場などの改修工事を手がけていた。
しかし、ホームセンターの出店や同業者間の競合激化から、業績はジリ貧傾向を辿り、連続して欠損計上を余儀なくされ、財政面は大幅な債務超過に陥っていた。そのため近年は事業規模を縮小し経営の立て直しに努めていたが、過去の設備投資や赤字補填分として調達していた借入金が年商を上回る高水準で推移していたため、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった模様。
負債総額は平成28年7月期末時点で約1億1600万円。

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