タクシー業
破産手続開始決定
負債総額 約2億3200万円

熱海交通自動車株式会社（熱海市渚町）は、11月28日に静岡地裁沼津支部において破産手続開始決定を受けた。
当社は昭和15年12月に設立されたタクシー業者。温泉地として知名度の高い熱海地区にて観光来訪客や温泉旅館の宿泊客などの送迎を主体に地元法人客の送迎も手がけていた。
しかし、バブル崩壊以降は観光業界の低迷により売上が減少。その後も熱海地区への観光来訪客の更なる減少、マイカー利用客の増加などから厳しい状況が続いていた。さらにタクシー車両の稼働率低下により収益低迷が続いていたうえ、車両設備などの借入依存度が高まるなど、資金余力が乏しいなか、近時も依然として収益回復が進まず資金繰りが限界に達し、事業継続を断念、今回の措置となった模様。
負債総額は約2億3200万円とみられる。

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