木造建築工事
破産手続開始
負債総額 約1億1200万円

有限会社伝匠（静岡市駿河区敷地）は、11月13日に静岡地裁において破産手続開始決定を受けた。
当社は平成13年8月に設立された木造建築工事業者。無垢材などの自然素材にこだわり、施主の細かなニーズにも対応しながら、木造注文住宅の新築工事を主体に、増改築工事やリフォーム工事、また、飲食店や店舗などの店舗併用住宅なども手がけていた。
しかし、同業他社との競合などから、品質に比べてローコストで対応していたため収益は低調な推移を余儀なくされ、一部建築代金の未収が発生するなど厳しい資金繰りを強いられていた。そのため、現場監督の廃止や事業拠点の縮小などリストラを行い、金融債務をリスケジュールして懸命に経営の立て直しを図ったが、ここにきて資金繰りが限界に達し、今年9 月に事業を停止して自已破産申請の準備に入っていた。
負債総額は平成28年7月期末時点で約1億1200万円。

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