2017.08.31
株式会社アルポス(浜松市)
木造建築工事
破産手続開始
負債総額 約2億8700万円
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株式会社アルポス(浜松市西区舞阪町弁天島)は、8月4日に静岡地裁浜松支部において破産手続開始決定を受けた。
当社は平成12年9月に設立された木造建築工事業者。主に一般個人向け新築住宅およびリフォーム工事を請け負い、また大手ゼネコンからのマンションの下請工事なども手掛けていた。工事以外にも商社から住宅設備機器を調達し、全国に販売代理店を設けて卸売を行い販路拡大に努めていた。
しかし、近年は同業者間の受注獲得競争激化や、工事の施工を外注に依存する事業運営だったことから管理面が行き届かず、収益性も悪化。リーマン・ショック後は業界全体の景気悪化の影響から業況はさらに低迷し受注量の回復には至らず、採算の低迷から資金繰りが悪化。その間、全役員が辞任し、本店を移転するなど経費削減に取り組み、一時的には収益向上が見受けられたが、抜本的な事態の改善には至らず、先行きの見通しが立たないことから、当事態に至った模様。
負債総額は約2億8700万円とみられる。
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