2017.04.29
有限会社オーク新川(静岡市)
ビジネスホテル経営
自己破産準備
負債総額 約2億円
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有限会社オーク新川(静岡市葵区人宿町)は、4月4日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は平成7年2月に設立されたビジネスホテル経営業者。JR静岡駅北口の繁華街から少し離れた場所にて「ビジネスホテルオーク静岡」の名称で営業し、施設内でレストランも併営していた。シングルルーム、ツインルーム、ダブルルームの総部屋数64室で、設備面も全室ウォシュレット、インターネットのLANケーブル、電話モジュラーを完備し、最上階には展望浴場があった。
しかし、近隣の営業圏内に県内外のホテル建設が相次いだため競争が激化。そのため稼働率が低下し売上高が減少。改善策としてネット予約の特別割引などを行ったが集客低下に歯止めが掛からず、また単価面も低価格路線に変更したことで収益力が低下。ホテルの建築費用などの借入金が資金繰りを圧迫し、金融債務をリスケジュールするなどして立て直しを図っていたが支え切れず、今回の事態となった模様。
負債総額は約2億円が見込まれる。
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